でました！ホームラン‼︎

去る日曜日、6年生の最終試合が行われました。泣いても笑っても最後の試合です。3位決定戦!!

午前中に別の大会がありました。

相手は競合と謳われたチームであり、胸を貸してもらうつもりで挑みました。結果接戦でしたが負けてしまいました。

昼からの3位決定戦、引きずらないかなと心配でしたが見ている限り、サバサバした雰囲気で試合前のアップに挑んでいる子供たちでした。

試合前の円陣をみんなで組み、キャプテンがいい気合を入れてくれました。

試合は良い空気で進み、2点先制させて貰いました。

長男は、2回裏でトップバッターとして出てきました。1球目ストライク見送り。２球目ボール。３球目…

左中間にボールが見えなくなりました。

エンタイトルツーベースヒット?

なかなか審判がサインを出してくれません。

…

長い。何?どない??

審判、大きく右手を回しています!!

なんと!ホームラン‼︎‼︎‼︎‼︎

ぎゃーあー！‼︎‼︎‼︎

こちらサイドベンチ、わけのわからない位の大盛り上がり!

優勝したのか?!位の盛り上がり。

6年生のお母さんたち、5年生のお母さんたち、監督、コーチたくさんの人が私のもとにハイタッチをしに来てくれて、涙を流して喜んでいただきました。

私も、ものすごく興奮して息子のホームインもろくに見れないまま、仲間たちと涙を流して抱き合って喜びを分かち合いました。

結果、試合はコールド勝ちで、3位銅メダルをいただきました。

最後の試合を、気持ちよく勝って終わることができて、3位でしたが良い終わり方ができたのではないかなと思いました。

ドラマのように、最後の試合でホームランを打たせていただき、これ以上ない締めくくりをさせていただいた息子です。

息子のホームランには、素直に嬉しかったです。

でも、それ以上に試合を見に来てくれていたお母さん方が涙を流して私のもとに走って駆けつけてくれたこと。普段話したこともないコーチが、笑顔でハイタッチをしに来てくれたこと。そのことが、息子はたくさんの人に見守られて過ごして来れたんだなぁと何より、嬉しく感じることができました。

私たちは、とりわけ自分の子供のこととなれば、ないがしろにされている感覚にさいなまれます。私もそうでした。

誰も私の子供の事なんて気にしてもらえてないんじゃないかな…なんて。

でも、そうではなかったんやなぁと思いました。

同じ試合で別の子もホームランを打ったのですが、その子は何本か今までに打っており、息子に比べると盛り上がりに欠けました。

うちの息子が、打った時に盛り上がっていただいた事は、純粋にみんなが言葉にはしないけれども頑張ってほしいと思ってくれていて、結果ホームランが打てて優勝したかのような喜びとなったのではないかと思います。

人の心の中は覗くことができません。

でも、見えなくても人のことを思っている気持ちがあることも事実なんだなと実感しました。

見えない気持ちを疑うより、見えない気持ちを信じられるような人に私はなりたいなと思いました。

でも、本当に息子が最後の最後にホームランを打った事は、嬉しいのですが今もなんとなく私の中では夢のような出来事です。

息子にはドラマチックな出来事に溺れることなく、先を見据えて自分を磨き続けてほしいなぁと思います。

ここまで育ててくれた周りの人たち全てに本当に私は感謝します。こんなに素敵な思いをさせてもらってありがとうございます。

今週末の卒部式、きっと涙が枯れる位泣いてしまうだろうなぁと思います。

最後の子供達の姿を目に焼き付けて、次のステージに送り出してあげたいと思います😊

お母さんて幸せですが大変な仕事ですよね。